2024年の旅行 (1): 国内編 (2024年前半)

Created at 2024/12/07 0:00:00and last updated at 2024/12/09 21:01:50bynikorisoft

このエントリは、レジリエントでウェルビーイングなぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2024のために書かれたものです。

さて二つ目は、いつもの通り旅行の記録になります。今回は国内旅行編です。あくまで旅行なので(JMBダイヤモンド)修行は除くことにします。

と、ここで旅行と修行はどういう違いがあるのでしょうか? この境界は意外と曖昧ですが、

  • 空港と宿泊地のみの訪問(宿泊)及びその間の移動以外に主だった予定がないこと

  • 利用した移動手段(鉄道やフライト)に主だった特徴がないこと

ということにします。とはいえ、「主だった」というのが主観的なので定義としてはやっぱり曖昧ですが。

ちなみに、今回の記事から写真はPhotoswipeを用いた表示をするようにしました(写真をクリックすると拡大します)。これで全体的にすっきりしたのではないでしょうか。

国内旅行一覧 (2024年前半)

今回紹介する旅行は下記の通りです。今年のを全部書こうと思ったんですが、リストアップしたら前半だけでかなりの量になってしまったので、今回は前半だけです。

主な行先 主な都道府県 目的など

2月

八丈島

東京都

八丈島空港、八丈富士など

3月

花巻・三条

岩手県・新潟県

東北・上越直通新幹線、マルカンビル

3月

新島

東京都

新島空港

3月

壱岐

長崎県

壱岐空港

4月

飛島・鶴岡

山形県

E8系、飛島、鶴ヶ岡城

4月

アルペンルート

長野県・富山県

雪の大谷

5月

神津島

東京都

神津島空港・ジェットフォイル

5月

原ノ町

福島県

特急相馬野馬追号

5月

与論島

鹿児島県

与論空港・マルエーフェリー

6月

敦賀・小樽

福井県・北海道

新日本海フェリー

今年の旅行の特徴

改めて今年の旅行の特徴を振り返ってみましょう。

第一に空港経験値を上げるという目標がありました。そのために、主に離島部の空港に行くために、その離島旅行をすることが多かったといえるでしょう。

第二に、パンデミック特例で伸びに伸びていたANAのマイルの有効期限をいよいよ24年3月に迎えることとなりました。そのため、ANAの国内特典航空券に使えるところは使ったというところです。そのため、普通なら新幹線を使うような場面でも敢えて飛行機を使っているところがありました。ついでにいえば、こんな状態なのに、JMBダイヤモンド修行を決意してしまったがため、JALを使った旅行や修行を追加する必要があり、さらに旅行の数が増えてしまったということもあります。

第三に、最近増えてきた変わり種のツアー旅行に行ったということも特徴でしょうか。具体的に言えば、3月の盛岡→新潟の新幹線、11月の新幹線車両基地見学です。

こんなところでしょうか。以下では、個々の旅行についていつもの通り書いていきます。


八丈島旅行 (2024年2月)

2024年最初の旅行は八丈島です。最初が2月なので、なかなかゆっくりしたスタートでしたね。スタートだけは。

とにもかくにも目的は八丈島空港ですね。東京都の離島の空港としては唯一、大手航空会社(ANA)の便がある空港です。ということで、ANAの特典航空券で往復予約しました。

交通機関

利用した飛行機は下記の通りです(往路と復路を一緒に書いていますが、別の日に乗ったのでHACタッチをしたわけではありません)。

便名 NH 1893 NH 1894

機種名

B737-800

B737-800

登録番号

JA73AN

JA55AN

出発空港・滑走路

HND 05

HAC 08

出発時刻

12:22 (+7m)

13:50 (+5m)

到着空港・滑走路

HAC 26

HND 34L

到着時刻

13:09 (-1m)

14:47 (+7m)

なお、八丈島内はレンタカーと一部バスを利用しました。

島内

島内で一番の見所といえば、やはり八丈富士でしょう。今回は天気も良かったので登ることにしました。そんなに高くないですし道も整備されているので、比較的簡単に登ることができます。 ただ、火口の周りを一周する、いわゆる「お鉢巡り」は、冬であったこともあり風が強く怖かったので、少しだけ歩いて断念しました。安全が一番ですね。

他もいろいろ回りましたが、なによりこういう離島が、東京都にあり、しかも飛行機で50分~1時間程度で羽田空港から行けるというのは魅力だと思いました。

なお、八丈島空港(に限らず離島全般ですが)は風が強いと飛行機が欠航することが多いので、風が強い日に多い冬は、特に帰りの便の前には少しドキドキしてしまいますね。


新幹線旅行 (2024年3月)

次の旅行は、ツアー旅行です。「E2系200系カラーで行く盛岡発新潟行直通V字旅」というものです。これは、普段直通列車の設定のない東北新幹線と上越新幹線で直通する団体列車に乗るという、まあアレなツアーです。ツアーといいつつも、盛岡集合新潟解散という、いろいろと割り切りの良いものでした。

基本はそれに乗ることが目的ではあるのですが、盛岡10:50発、新潟17:00着という日程だったので、前泊後泊をすることとしました。写真としては、新幹線以外が大半ですね。まあ乗るだけなので撮るものがほとんどなかったということですが。

前日は、花巻に寄ってマルカンビル大食堂に行ってみました。昭和のデパート食堂を復活させたもので、まあそんな雰囲気はありつつも、レジによる食券販売のほか、席でのWeb経由での注文にも対応するなどモダンなところもあったりしました。平日のラストオーダー近辺で行ったのですが、結構賑わっていたのでなかなかおもしろい体験でした。 その後はせっかくなので、盛岡市ではなく隣の矢巾町で泊まりました。

翌朝はツアーの集合時間まで少しあったので、矢幅駅からバスで盛岡バスセンターまで行き、駅まで歩きました。途中に盛岡城跡もあり、雪景色と相まってこれも良かったと思います。寒かったですが。

肝心の新幹線は、車両(200系)とかふるさとチャイムには思い入れがなかったのでそれはともかく、上野折り返しで上越新幹線に直通するというのが体験できたのがよかったです。(たぶんふるさとチャイムを全部流すために、大宮折り返しではなかったと思われます)

帰りは、北陸新幹線が敦賀まで延伸する直前ということで、上越新幹線・東海道新幹線・特急しらさぎ・北陸新幹線で一周して帰りました。

利用した主な交通機関

区間 矢幅→盛岡 (バス) 盛岡→上野 上野→新潟

登録番号・車両番号

盛岡200か248

E226-1216

E226-1216

便名・列車番号

---

9530C

9437C

出発地・ホーム

矢幅郵便局前

盛岡 (11番線)

上野 (22番線)

出発時刻

07:46 (+2m)

10:40 (±0m)

15:03 (+1m)

到着地・ホーム

盛岡バスセンター (11)

上野 (22番線)

新潟 (14番線)

到着時刻

08:28 (+15m)

14:50 (±0m)

17:03 (±0m)


新島旅行 (2024年3月)

立て続けですが、新島への旅行です。これの目的は当然ながら新島空港です。新島空港は、新中央航空のみが就航していますので、必然と調布から出発することになります。

交通機関

当初の予定は、9:10 新島空港着の飛行機に乗り、11:55 新島港発の東海汽船の大型客船で帰るという日程でした。ですが、当日は風と波が強く、飛行機は運航しましたが船は欠航となってしまいました。そのため、急遽帰りも飛行機をとり、14:25 新島空港発の飛行機で帰ることになりました。これも確か、到着便がしばらく天候調査中だったか条件付き運航だったかで少しやきもきしましたが、無事に飛んだので、日帰りで帰ってくることができました。

便名 CUK 201 CUK 206

機種名

Do 228NG

Do 228NG

登録番号

JA34CA

JA37CA

出発空港・滑走路

RJTF 35

RJAN 29

出発時刻

08:30 (±0m)

14:25 (-5m)

到着空港・滑走路

RJAN 29

RJTF 35

到着時刻

09:08 (-2m)

14:56 (-9m)

計画通りに行ったのは良かったのですが、特に帰りはまあまあ揺れました。特に座席配置が1-1な小さい飛行機ですので、丸ごと三次元に揺さぶれる感じで、B737みたいな飛行機ではなかなかできないような体験をすることができます(進んでしたくはないですが)。ATR42とかQ400みたいな飛行機でも似たような感じはありますが、さらにダイレクトに気流の変化を感じることができるといえばよろしいでしょうか。

そんなわけで、船だと数時間かかるところを30分で行けてしまう飛行機は魅力的なのですが、揺れが苦手な人は、冬のような風の強い時期は避けた方がよいでしょう。可能であれば、上空(だいたい1000mくらいでしょうか)の風予報などを見て穏やかな日を選ぶのが良いでしょう。

島内

ということで、当初予定では3時間弱、飛行機に切り替えた後でも5時間くらいしかなかったので、徒歩で適当に歩くこととしました。

まあ風が強くて寒かったとはいえ、空港から町は比較的近いので徒歩でもなんとかなるくらいです。回ったのは、空港周辺の海岸や公園、村の中心部と博物館です。

島内をくまなく見て回るには不十分だったので、次回はもう少し時間を取ってみたいところですね(とはいえ、離島の難しさとして宿泊施設の少なさがあるのですが・・)。

さて、写真を見て分かるとおり、やたらと石像の類いが多かったですが、これは特産品であるコーガ石を利用したもののようです。村の観光マップにもモヤイ像を探したくなる新島MAPなるものもあるくらいなので、この島で特筆すべきものとも言えるでしょう。(知らなかったのですが、渋谷のモヤイ像も新島からの寄贈だったんですね)


壱岐旅行 (2024年3月)

さらに続けて壱岐旅行です。これも主目的は壱岐空港です。ただ単純に飛行機で往復するのもおもしろくないので、行きは飛行機(壱岐空港)、帰りはフェリーを使うこととしました。

交通機関

行きの長崎経由の壱岐空港行きは、ANAの特典国内航空券として予約しました。(長崎から壱岐はオリエンタルエアブリッジ運航)

便名 NH 663 OC 43 (NH 4643) 連絡バス

機種名

B787-8

DHC-8-Q200

---

登録番号

JA816A

JA803B

長崎227か182

出発地・滑走路

HND 34R

NGS 32

壱岐空港

出発時刻

11:10 (+5m)

15:36 (-4m)

16:18 (+8m)

到着地・滑走路

NGS 32

IKI 20

八畑

到着時刻

13:05 (±0m)

16:05 (-5m)

16:34 (+1m)

なお、長崎から壱岐は、条件付き運航でもなんでもなかったのですが、空港付近の風が強くて一度ゴーアラウンドしました。実は、乗った飛行機がゴーアラウンドしたのは、これが初めてでした。二回目で普通に着陸できたので(二回目のほうが進入時により揺れた感覚がありましたが)良かったです。新島のときといい、冬の離島の飛行機はこういうリスクがあるなあと思いました。・・・なお、やり直した割には早着(早発だったことも含めるとほぼ時間通り)だったのが不思議ですね。

帰りは、印通寺港からフェリーで唐津へ向かい、そこから佐賀空港経由で戻りました。佐賀から羽田もANAの特典航空券です。

便名 フェリー 5840D 連絡バス NH 458

機種名

---

---

---

B737-800

登録番号

エメラルドからつ

キハ47-8062

佐賀230あ2020

JA55AN

出発地・滑走路

印通寺港

西唐津

佐賀駅バスターミナル (1)

HSG 11

出発時刻

13:20 (±0m)

15:21 (-1m)

17:30 (±0m)

18:54 (-1m)

到着地・滑走路

唐津東港

佐賀 (3番線)

佐賀空港

HND 34L

到着時刻

14:58 (-2m)

16:55 (-1m)

17:59 (-6m)

20:28 (-7m)

島内

島内は、基本的にレンタカーを用いました。海岸にある奇岩(鬼の足跡や猿岩)とか、内陸部の山やダム、潮の満ち引きで沈んだりする地蔵や神社のある離れ小島への道といったものがあり、なかなか面白かったです。

また、一支国の王都の遺跡(原の辻遺跡)やガイダンス施設、少し離れたところに一支国博物館などもあり、そういった面でも楽しかったところです。なお、驚いたのは、この原の辻遺跡のあるあたりの平野(「深江田原」)が、 長崎県で二番目に広い ということでした(一位が諫早平野)。確かに壱岐は長崎県ですし、長崎県は地形を考えても平野が少なそうには思えましたが、まさか壱岐にあるのが二位になるというのは、なかなか予想外でした。

フェリーやジェットフォイルでも福岡からそこまで遠くないので、対馬よりも行きやすい良いところだと思いました。


E8系・山形旅行 (2024年4月)

さて、次の旅行は山形新幹線です。これは、3月16日に運行開始したE8系に乗るというのが主眼でした。ただ、新庄まで行ったあとどうしようというところで、ちょうど陸羽西線がトンネル工事による長期運休であることを思いだし、代行バスに乗って酒田に行くということにしました。ですので、酒田市や鶴岡市を観光するという計画となりました。

利用した交通機関

ということで、行きは、山形新幹線(東北新幹線→奥羽本線)で新庄を経由して、そこから陸羽西線の代行バスで酒田まで向かいました。

区間 大宮→新庄 新庄→酒田 (代行バス)

登録番号・車両番号

E811-3

山形200か563

便名・列車番号

つばさ177号 (8177M)

167

出発地・ホーム

大宮 (17番線)

新庄

出発時刻

10:13 (±0m)

14:20 (±0m)

到着地・ホーム

新庄 (2番線)

酒田

到着時刻

13:18 (+2m)

16:23 (-1m)

都市だとバスは時間通り走るのは難しいのですが、この代行バスはほぼ時間通りの運行でした。普通の路線バスは、基本的に大きな道沿いに走るのですが、代行バスはあくまで駅のロータリーやその付近に止まるように設定されているので、大きな道から少し外れて狭い道に入り込んで駅前に行ったりすることも多く、それはそれで面白かったです。

飛島

自分も酒田市を調べたときに初めて知ったというレベルなのですが、山形県酒田市に飛島という離島がありまして、山形県唯一の有人島 です。何があるのか正直わかりませんでしたが、とりあえず行ってみることとしました。

飛島への交通手段としては、酒田港から酒田市の定期船「とびしま」があり、一日1便(夏の土日などは2便)往復しています。この旅行の時は一便のときでしたので、酒田港 9:30発 勝浦港 10:45着で行き、帰りは勝浦港13:45発 酒田港15:00着でした。つまり滞在時間はちょうど3時間です。4月の初めに行ったということもあり、土曜日でしたが、船はガラガラでした。

レンタサイクルなども港周辺にありますが、今回は徒歩で回ることとしました。3時間でおおよそ一周できる感じでした。

小さな島ですので集落も小さく、大半は海岸と山という感じですね。それなりに高低差はあります。人はほとんどいませんでした。

酒田市・鶴岡市

戻ってきて酒田港近くの日和山公園を回り、そこからバスでイオンモール三川経由で鶴岡に向かいました。鶴岡で一泊して、致道博物館・鶴ヶ丘城跡などを巡り、新潟経由で戻りました。

自然と歴史を見るコンパクトながらバランスの取れた旅行と言えるのではないでしょうか。取り立てて言わずとも、壱岐も同じようなものですね。


アルペンルート (2024年4月)

これは完全な観光旅行です。アルペンルートの交通機関は既に乗っているので交通的な目的は全くありません。雪の大谷が見たいというただそれだけで行くことにしました。

という感じです。ゴールデンウィークの手前の平日で行ったので、混んではいましたがほとんど座っていくことも出来ましたし、そこまで待ち時間が長いわけではなかったと思います。はい。

2024年の雪の大谷の一番高いところは14mでした。2023年はだいぶ低かったそうで、温暖化の影響がやっぱりあるようです。

なお、扇沢から黒部ダムは既に電気バスになっており、大観峰から室堂はこのときはトロリーバスでしたが2024年11月に廃止されました。


神津島旅行 (2024年5月)

5月の最初の国内旅行は、神津島です。目的は言わずもがな、神津島空港です。

神津島空港は、新島空港と同様に新中央航空しか運航していませんので、ドルニエ Do228だけが飛んでいます。一応天気が穏やかそうな日を選んで、この前みたいな揺れが起きにくく船も欠航になりにくい日をある程度選びました。行きは飛行機、帰りはジェットフォイルを選びました。

写真の色がなんだか鮮やかに見えますが、5月で天気が良かったせいか、カメラが変わったせいなのかはよくわかりません。

利用した交通機関

繰り返しになりますが、行きは新中央航空、帰りは東海汽船のジェットフォイルでした。そういえば、東海汽船のジェットフォイルは、セブンアイランド愛が漂流事故を7月に起こしていましたね。(余談ですが、飛行機でも、故障したエンジンと逆のエンジンを停止したことが原因の一つとなった事故とかありましたね・・)

便名 CUK 303 セブンアイランド友

機種名

Do 228NG

Boeing 929-117

登録番号

JA34CA

セブンアイランド友

出発地・滑走路

RJTF 17

三浦漁港

出発時刻

10:53 (-12m)

13:39 (-1m)

到着地・滑走路

RJAZ 11

東京港 (竹芝)

到着時刻

11:32 (-18m)

17:26 (-9m)

ジェットフォイルが発着する港が、神津島には二つあり、島の西側にある前浜の神津島港と、東側の三浦漁港があります。このときは、三浦漁港が寄港地となりました。

島内

島内の予定はシンプルで、神津島空港から三浦漁港まで歩くというものです。ダイヤ上約2時間の乗り換え時間があるので、歩いてもそれなりに余裕があります。まあ、あまり寄り道する余裕などはないのですが。

なお、神津島港であれば、神津島での中心的集落である前浜周辺に行けたのですが、三浦漁港(多幸湾)のほうは民家の数も少なく、ほぼ自然の中を歩くだけのルートとなりました。はい。

ここも余裕があれば、もう少し観光したかったところですが、宿泊施設などに課題がありますねえ。


原ノ町旅行 (5月)

臨時特急「相馬野馬追号」に乗るための旅行です。なんでそんなE657系にわざわざ乗りに行ったかというと、この特急のダイヤが、普段定期列車が必ず止まる駅を通過するためです。

利用した交通機関

ダイヤを改めてみてみましょう。今回の列車である9092Mと、比較のために最速と思われる「ひたち16号」(16M)を書いてみます。

列車番号 9092M 16M (比較)

原ノ町

1550

---

いわき

1648

---

1650

1323

湯本

1329

1334

磯原

1349

日立

1404

1405

勝田

1420

1421

水戸

1745

1426

1746

1427

土浦

1814

1814

1835

1836

上野

1855

1535

1856

1537

東京

1901

1542

はい、お分かりいただけたでしょうか。原ノ町~いわき間もノンストップなのですが(定期列車は、双葉・大野・富岡・広野に停車。ただし単線区間なため、運転停車はあり)、ポイントはいわき~水戸間がノンストップなところです。

茨城県の主要駅たる2つを通過し、所要時間も16号が63分なのに対し、55分でたどり着いています。すばらしいです。水戸から先は少し停車駅が増えますが、それでも水戸から上野間を69分で走っています(16号は68分)。

まとめると下記の通りです。行きは、東北新幹線で福島まで行き、そこから原ノ町駅まで東北アクセスのバスで向かい、帰りは上記の特急で帰るというものでした。

区間 大宮→福島 福島駅西口→原ノ町駅 (バス) 原ノ町→東京

登録番号・車両番号

E525-131

いわき200か2000

モハE657-215

便名・列車番号

やまびこ55号 (55B)

---

特急相馬野馬追号 (9092M)

出発地・ホーム

大宮 (17番線)

福島駅西口 (24)

原ノ町 (2番線)

出発時刻

10:05 (±0m)

11:30 (±0m)

15:50 (±0m)

到着地・ホーム

福島 (13番線)

原ノ町駅

東京 (9番線)

到着時刻

11:11 (-1m)

13:09 (-1m)

19:02 (+1m)

基本は移動して会場まで歩いて周辺をぶらぶら歩いただけでしたので、南相馬市内については特筆すべきことはありませんでした。


与論島旅行 (5月)

5月の最後は与論島です。目的は与論空港です。行きはフェリーで本部港から与論港、帰りは飛行機で与論空港から那覇空港経由で帰るという予定でした。

利用した交通機関

で、このときは飛行機関係のトラブルがありました。那覇空港での視界不良による引き返しの発生です。

便名 NH 471 NH 475

機種名

B777-200ER

B787-9

登録番号

JA743A

JA833A

出発空港・滑走路

HND 05

HND 05

出発時刻

11:38 (+3m)

16:08 (+83m)

到着空港・滑走路

HND 34L

OKA 18R

到着時刻

14:08 (引き返し)

18:49 (+94m)

当初NH471便で14:20に那覇空港到着、そこからバスで本部町まで行って宿泊する予定でした。ですが、上記の記事にあるように、天候不良によって大量の着陸待機が発生した結果、自分の乗った飛行機も紀伊半島沖あたりで引き返しとなってしまいました。(もちろん、嘉手納基地着陸とかも体験してみたかったところですが、長期間の缶詰となり実際経験するととても大変だったのだろうと思いますので、単に羽田引き返しだったのはむしろ幸運だったのでしょう)

自動で振り替えられた便は16:20発のNH1095便でしたが、もう少し早い便にも空席があったため、羽田空港に到着したタイミングで14:45発のNH475便に自分で変更しました。ですが、この飛行機も、バードストライク痕が見つかったということで整備作業を行った結果、83分遅れとなってしまいました。そのため、那覇空港に着いたのは結局18:50頃となってしまいました。

そのため、本島の北部に公共交通機関で行くのはつらい時刻のため、宿泊地を本部から那覇に変更して、翌日も那覇港から与論港へ向かうと予定変更をすることとなりました。

ちなみに、当初の振り替え便の16:20のNH1095便ですが、機材繰りの関係で実際に出発したのは4時間9分遅れの20:39で到着は4時間33分遅れの23:33だったようです。結果としてみれば、遅れたとはいえ振り替え便を変更したのは正解でした。(なお、一番正解だったのは、ほぼ定時で出発できた中間の15:30発の便だったようです)

1日目は大分予定変更を強いられましたが、2日目は予定通りうまくいきました。与論島では、雨が降っていて到着便が条件付きとなったので、やきもきする場面もありましたが、結果としては問題なく着陸してくれました。

便名 フェリー波之上 NU 816 NH 472

機種名

---

DHC-8-Q400

B787-9

登録番号・船名

フェリー波之上

JA84RC

JA833A

出発地・滑走路

那覇港

RNJ 32

OKA 36R

出発時刻

06:59 (-1m)

14:26 (+1m)

16:57 (+17m)

到着地・滑走路

与論港

OKA 36L

HND 23

到着時刻

11:48 (-2m)

15:01 (+1m)

19:20 (+5m)

島内

与論島の中では、2時間半くらいの時間がありました。与論港から与論空港は歩いても15分くらいで着くくらいなので、乗り換えとしては余裕です。(ちなみに、代替として茶花漁港に着く場合もあるようですが、そちらもあまり変わらない距離です)

なのですが、徒歩だとほとんど回れる場所もなく天気も良くなかったため、島の与論港周りを歩くだけで終わってしまいました。今年の日帰りの島の観光としては、最も何も出来なかった島かもしれません。


敦賀・小樽旅行 (6月)

ここまで書いてきて大分疲れてきましたが、上期最後の旅行です。敦賀乗りつぶしと新日本海フェリー体験です。北陸新幹線が敦賀まで延伸したので、どうせなら敦賀からどこかに行けたらいいなと探したら、敦賀港から北海道に行けるフェリーを見つけたので、ついでに北海道まで往復することとしました。

敦賀乗りつぶし

新規開業区間は、前の記事で書いたように

  • 北陸新幹線の金沢~敦賀間

  • IRいしかわ鉄道の大聖寺~金沢間

  • ハピラインふくいの敦賀~大聖寺間

の3つです。後ろ二つは、かつての在来線であるJR西日本の北陸本線の敦賀~金沢間が第三セクターに移管されたものなので、まったくの未乗というわけでもないのですが、ポリシーとしてちゃんと乗り直すこととしています。

ということで、金沢~敦賀間を1.5往復しました。乗ったのは下記の通りです。

区間 金沢→敦賀 (新幹線) 敦賀→福井 (在来線) 福井→金沢 (在来線) 金沢→福井 (新幹線) 福井→敦賀 (在来線)

登録番号・車両番号

E725-229

クモハ521-35

クハ520-57

E726-235

クハ520-50

便名・列車番号

はくたか561号 (561E)

1253M (普通)

349M (普通)

つるぎ43号 (1043E)

28M (快速)

出発地・ホーム

金沢 (13番線)

敦賀 (7番線)

福井 (3番線)

金沢 (14番線)

福井 (4番線)

出発時刻

14:19 (±0m)

16:06 (±0m)

17:13 (±0m)

18:50 (±0m)

19:59 (±0m)

到着地・ホーム

敦賀 (13番線)

福井 (4番線)

金沢 (9番線)

福井 (12番線)

敦賀 (6番線)

到着時刻

15:16 (±0m)

16:58 (±0m)

18:35 (-1m)

19:14 (±0m)

20:37 (±0m)

最後に福井でわざわざ新幹線から降りて在来線に乗り換えた理由ですが、ハピラインふくいの目玉の一つである快速列車に乗ってみようと思ったためです。福井~敦賀を38分で走っています(新幹線だと17分。昔のノンストップの特急サンダーバードは30分、ほぼ同じ停車駅の特急しらさぎが34-35分)。実際、かなりのスピードを出していて(元々特急列車が走っていた路線なので当たり前ですが)、なかなか速いと感じました。

新日本海フェリー (すずらん)

さて、敦賀に戻った後は、敦賀港に移動します。フェリーに接続するバスが敦賀駅西口を22:00に出発するので、それに乗りました。(なお徒歩でもいける距離ではあるのですが、周辺は真っ暗なので夜に歩くのはかなり怖いなと思いました)

最初の新日本海フェリーは「すずらん」で、敦賀港から苫小牧東港に向かうものです。ダイヤでは23:55発翌日20:30着でしたが、実際は出港は少し遅れて24:17発、到着は定時でした。乗船時間20時間35分となかなかの旅です。

北海道

翌日、北海道に到着するともう20時ですのですぐに宿泊地に移動することになります。苫小牧東港は、苫小牧と名前のついているものの、隣の厚真町にあり最寄り駅は日高本線の浜厚真駅です(いちおう22:18に最終の苫小牧行きがありますが、ここも夜に人が歩けるような環境ではありません)。

幸いにして、事前予約制ではありますが、フェリーターミナルから南千歳駅までバスがありますので、それを使うのが良いでしょう。ポイントは、南千歳駅というところで、苫小牧駅ではありません。ですので、自分は千歳駅周辺で宿を取りました。

翌日は、またフェリーに乗るので小樽港に移動します。また南千歳駅に戻り、JR北海道で今年3月に新しくできた特別快速エアポートに乗って小樽まで向かいます。出港が夕方なので、昼間までは小樽観光をすることにしました。

展望台に行ったり(曇っていて眺めはほとんど見えなかったりしましたが)、小樽市総合博物館本館という名の鉄道博物館に行ったりしました。

そして小樽築港駅まで移動して、そこから徒歩で小樽港まで向かいました。

新日本海フェリー (あざれあ)

次の新日本海フェリーは「あざれあ」で、小樽港から新潟港までを結ぶものです。17:00発、翌日9:15着(実際は10分早着)の16時間15分の旅です。

すずらんに比べて4時間差ではありますが、結構短く感じました。朝9時着のためでしょうか。

新潟についたら、そのまま上越新幹線で帰りました。

フェリー旅まとめ

やはりフェリーは時間がかかるものの、飛行機などと比べて広いのでゆったりと過ごすことが出来るのが良いなと思いました。個室を選んだということもあるでしょうけど。多少なりとも揺れはするので、熟睡できてはいなさそうなのですが、それでもたまには利用するのはいいなあと思いました。少し、長距離フェリーをいろいろ乗っていくのも今後やっていきたいなと思っていました。

なお、今回は6月でどちらも比較的穏やかでしたが、波が高いとやっぱり大変そうなので、穏やかな時期を選ぶのがよいでしょう。

まとめ

さて、かなり数が多かったので書いててかなり疲れたのですが、本来はこういうのは旅行をするたびに書きためておけば簡単にできるはずのものです。そして、それこそが以前紹介した新システムでやりたかったことなのですが、まだFuture workのままです。来年はこれを作ることを目標としましょう。そうすべきでしょう。

それにしても、明らかに観光した話より列車に乗ったり飛行機に乗ったりしたときのほうが文章量が多いのは、もうそういうものと考えるしかないですね・・