パンデミックとカリフォルニアと国際線: 実践編
Created at 2021/12/11 11:37:55and last updated at 2021/12/11 11:43:23bynikorisoft
このエントリは、異世界行ったら本気だすぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2021のために書かれたものです。
さて、前のエントリでは当時の状況をまとめてみました。今回は、実際どうだったかを書いていきたいと思います。
2021/3/4 (Thu)
この日は、San JoseからSan Francisco International Airportへの移動でした。ライドシェアか公共交通機関かなのですが、ライドシェアのほうが運転手との距離が近いし、公共交通機関はガラガラだから十分安全だろうということで、結局は自分の趣味で公共交通機関を選ぶことにしました。こんな状況では、特にアメリカでは公共交通機関なんていつ滅亡するかわからず、下手すると二度と乗れないかもしれないですしね。
VTA
まずは、VTAのライトレールです。これでCaltrainに乗り換えるために、Downtown Mountain Viewまで向かいます。6ftのSocial (Physical) Distanceを確保するために、座席は半分使えなくなっていました。世界中のすべての交通機関はこれくらいに減らしてほしいです。
なんですが、まあ乗客はほとんどいませんでした。1車両に自分以外に1人か2人程度だったと思います。
列車の広告スペースにはこういうのがあります。もちろん、利用者にはマスクを着ける義務が課されています。
なお、2019/12/28のダイヤ改正によって、San Joseから直接Mountain Viewまで行く列車はなくなったので、Old Ironsidesでの乗り換えとなりました。
Caltrain
項目 | 内容 |
---|---|
列車番号 | 249 |
種別 | Limited (B) |
乗車駅 | Moutain View (SJ側) |
降車駅 | Millbrae (Platform 4) |
ダイヤ | 12:33 ⭢ 13:11 |
実績 | 12:33 ⭢ 13:13 (40m) |
車両番号 | 3822 (Nippon Sharyo) |
次に、Moutain ViewでCaltrainに乗り換えです。こちらは座席の制限はしていませんでしたが、平日昼間だったということもあり、全然人が乗っていませんでした。こちらも1車両に2,3人くらいだった気がします。
なお、Caltrainは複線の片方をよく工事で閉鎖したりすることがあり、このときもMountain Viewは片側のプラットフォームのみの使用となっていました(なのでSan Francisco方面に向かうのに、写真はSan Jose方面のプラットフォームです)
Caltrainの区間は、双単線となっており、非常に柔軟に左右のレールを行ったり来たりしている感じがするのですが、いかんせんアメリカの鉄道システムを信頼できていないので、対向列車待ちなど無駄にドキドキしてしまいます。
これでMillbraeまで向かいます。
BART
項目 | 内容 |
---|---|
乗車駅 | Millbrae (Platform 2) |
降車駅 | San Francisco International Airport (Platform 3) |
ダイヤ | 13:16 ⭢ 13:20 |
実績 | 13:18 ⭢ 13:21 (3m) |
車両番号 | 373 (Alstom) |
MillbraeではBARTに乗り換えです。SamTransが運行している空港アクセスバス(路線名は、SFOというそのまんま)もありますが、ここまできたら鉄道に統一すべきでしょう。なにより、Caltrainのプラットフォーム(Platform 4)からそのまま改札を通ってBART(Platform 3)に乗ることができるので楽なのです。
が、このときのダイヤは、SFOとの間のシャトル便と、SFOを通らずにSan Francisco方面へ向かう列車で利用するホームが異なり、前者はPlatform 2、つまり階段を渡る必要があったのです。悲しいですね。
階段を降りたらドアを開けてくれたので、ちょうど出発するところを待ってくれたようでした。ありがたいですが、田舎の鉄道を思い出しますね、といういろいろ失礼な感想が浮かんでしまいました。
もともとこのシャトル便は乗客が少ないので、編成全体で一桁しか乗っていなかったと思います。
閑散としていますね。San Franciscoへ向かうほうのプラットフォーム(左側)にも待ってる人は全然いませんでした。
Grand Hyatt at SFO
いろいろと面倒なので、SFO唯一の空港敷地内ホテルであるGrand Hyatt at SFOにこのときは泊まることにしました。ここは空港内を走っている無人運転車両(people mover)のAirTrainでアクセスすることができます。2019年10月開業らしいので、なかなかつらいタイミングでオープンしてしまったことになります。
なお、空港内のレストラン等は当然やっておらず、ホテル内のカフェ兼コンビニのような小さな店くらいしか営業していませんでした。
まあ当然予期していたので、ちゃんと食べ物をあらかじめ買って持ち込んでおいて正解でした。
ロックダウンではなくなりましたが、Risk Reduction Orderのような命令は有効なので、その条件の下で営業するには郡による各種条件を満たす必要があります。そんなわけでホテルに限らず飲食店やスーパーなどあらゆるところで、このチェックマークは(郡によりデザインは違いますが)見かけられました。まあ、ちゃんとSocial Distanceを保つ施策をとっているとか、従業員は体調が悪い場合には勤務させない、とかそういった内容です。
ところで、空港は運営者はCity & County of San Franciscoなのですが、あるのはSan FranciscoではなくSan Mateo Countyなので、この掲示は、San Mateo County Healthのものですね。複雑でわかりにくいです。
あとは、パンデミックとは関係なく、右下の掲示
This hotel does not accept firearms for storage.
The Hotel's Firearms Policy Statement is available at the front desk.
というのがアメリカっぽくていいですね(よくない)。
さて、部屋ですが、早速こんなものが窓のところに備え付けられています。さすが空港ホテルですね。
こんな光景を見ることができますが、ここから見えるのは国際線ターミナル(A)だったので、動きが極めて少なかったです。パンデミック前はこんなのではなかったんでしょうけど。
2021/03/05 (Fri)
SFO
そんなこんなで翌日です。前回書いたように、水際対策強化のお知らせが発表されて、戦々恐々とすることになります。といっても、焦ってもやれることはないので、ただただカウンターがオープンする時刻になるのを待ってチェックアウトします。
スカスカですね。JALカウンターは元からそこまで混んでいない気がしますが、それにしても誰も並んでいないという状況は、まずなかったと思います。
前述の通り、検査結果を持っていないと伝えると、確認するといわれてカウンタの係員は上司に確認していましたが、まだもってなくても大丈夫という回答だったので、無事にチェックインすることができました。
朝10時前でこれくらいです。少ないですね。ぎりぎり1ページに入らないくらいという。
なお、これでも増えたほうで、最も便数が少ない頃には、二つある国際線ターミナル(AとG)のうち片側(A)を閉じていたはずです。このときは、AもGもやっていましたが、正直一つでも十分そうな感じでした。
そしてこのフードコートの状況。どの店もやっていないので当たり前ですが、誰もいません。パンデミック前にSFOの国際線を利用したことのある人であれば、ここがこんなに誰もいない状況になるなど想像もつかないでしょう。
TSAによるセキュリティチェックは、いつも通りでした。待ち時間0であることを除けば。TSA Preとは何なのかというレベルですね (むろん、ノートPCを鞄から出す必要がなく、靴を脱がなくていいとかメリットはあるんですが)。
セキュリティ抜けた後のAのコンコースです。免税店もほとんどやっていませんし、人もいません。すごいですね。
がっかりラウンジとも称されるSFOのサクララウンジです。ターミナルAが復活したのにあわせて、ちゃんとやっていました。全部で利用客は3人しかいませんでしたが。(なお係員は3人)
搭乗開始の案内があってから搭乗口へ向かったのですが、到着する頃にはラストコールでした。というか最後の乗客でした。そんなにゆっくりしてた記憶はないんですが、どれだけ乗客が少ないのか・・・それは、搭乗して知ることになりました。
JL 57
項目 | 内容 |
---|---|
便名 | JL 57 |
出発地 | サンフランシスコ国際空港 (アメリカ) ゲートA9 |
到着地 | 成田国際空港 (日本) ゲート72 |
予定 | 12:25 ⭢ 16:45 +1d |
実績 | 12:09 ⭢ 16:19 +1d (11h10m) |
機種・機体番号 | B787-9 (JA877J) |
そんなわけで飛行機です。これの前に飛行機に乗ったのが2020/02/17でしたので、およそ12ヶ月半も飛行機に乗らなかったことになります。
片道の航空券なのでビジネスアップグレードの対象だったので、当然(?)アップグレードをしてビジネスクラスで乗りました。
ちなみにCAの方に乗客が何人か伺ったところ、ビジネス1人(つまり自分だけ)、エコノミー14人、ということでした。B787-9で乗客15人というのも驚きですが、ビジネスに1人だけという懲罰的状況になったことが衝撃でした。いちおう3月で帰国シーズンなので、いくら乗客が少ないとはいえ、ビジネスに3,4人くらいはいるだろうと思っていたのですが・・・
そんなわけで、荷物は(シートベルトを着けて)隣の席に置くことができ、お菓子コーナーも隣に用意され、当然トイレも自分しか使わない、CAからのポーリングは頻繁という、とてつもなく豪華な旅となりました。こんな状況になることはもうないでしょうね・・
また、運航自体も極めてスムーズで、ダイヤより16分も早く出発しています。当然ながら離陸待ちもなく、着陸後にゲートに入るまで待たされることもなく、結果26分早着となっています。
2021/03/06 (Sat)
降機待ち
さて到着したのはよいのですが、すぐには飛行機から降りることはできません。最初に乗り継ぎ客が降り、空港側の受け入れ体制が整うまで待つことになります。
この辺、時間をちゃんと記録しておけばよかったなあと思うのですが、各種ログからおよそ15分強くらいで降機ができたようです。(16:35頃)
なお、以下は大変写真を撮りたかったのですが、検疫ゾーンなどは写真撮影禁止だったので、しばらく文字だけの記録となります。
受付待ち
自分の当時の記録によれば72番ゲートに到着したことになっているのですが、これは第2ターミナルの本館です。ただ、この後の記憶によれば、サテライト~本館の通路を歩いた記憶があるので(そして往復はしていないはず)、92番ゲート(サテライト)の見間違いだった可能性はあります。
ともかくもゲートから出たところの通路に椅子が並べられており、そこに受付のところに進むまで待機するという手順でした。なお、受付のところへは、各便ごとになっており、前の便の受付が全員終わるまでじっと待つこととなりました。
待っている間に、パイロットやCAが追い抜いていきました。確かパイロットが4人、CAが8人だったので、ぎりぎり乗務員のほうが乗客より多いという状態は避けられていたようです。なお、入国待ちをしていたのは自分を含めて3人だけだったので、残りの乗客12人が国際乗り継ぎだったようです。まあ、日本が最終目的地の人にとっては成田は不人気というのもあるでしょう(ただ公共交通機関使用できずに14日間待機前提だと羽田だろうとなんだろうと変わらない気がしますが)。
結局ここでどれだけ待っていたかは忘れてしまいましたが、少なくとも17:00にはまだ待っていたようなので、確か30-40分ほど待ちぼうけであったと思います。いちおう検査の30分前からは飲食禁止と書いてあったので、そのための時間を確保するために30分待たされたのかもしれませんが、実際のところはよくわかりません。
受付~検査
次に最初の検疫受付へ進みます。ここからは、各種書類が重要になってきます。ここではまず健康カード(とあれば陰性検査証明)の内容がチェックされました。
その結果、左上に検査証明書なしというフラグが立てられました。そして、ここから先の案内には、職員がエスコートすることになるということで、椅子で自分だけ数分間ですが待機することになりました。
未だにこのエスコートはよくわからないのですが、どのみち動線は限られており、その直後の検体(唾液)採取ブースで唾液を採取して提出、次にサテライトから本館の通路を歩いて行く、というルートだった気がします。
なお、検体採取ブースは、噂の通り、レモンと梅干しの写真が貼ってありました。
書類チェック~検査結果待ち
抗原検査とはいえ検査の結果までは時間がかかるため、その間に本館まで進んで、今度は質問書(これはWeb上で回答し、QRコードを提示する)のチェックなどが行われました。なお、先ほどのエスコートはここまでだったので、果たしてなんのためだったのかはよくわかりません。
ここでは、連絡先、14日間の待機場所の確認、そこまでの交通手段の確認(公共交通機関は使えないので)が主たる質問内容でした。
終わると、近くの廊下などに並べられた椅子で検査結果を待ちつつ、誓約書を書くことになります。検体の番号で呼ばれると、次に進むことができるという感じでした。
ですが、ここがまた長かったです。およそ1時間半ほど待つこととなりました。途中で番号が抜かされていったので、若干不安になりましたが、そのうち待機している周りの人と一緒に進むこととなりました。係員が「東横」と言っていたので、検疫所指定の宿泊施設に送られる人は、場所がまとめられており、検査結果も全員まとまってから進めるという感じだったようです。といっても5人くらいだった気がしますが。
なお、ここからは先ほどとは別の係員がエスコートすることとなりました。これは、宿泊施設行きのバスに乗るまで続けられたので意味があるものだったと思いますが、なおさら最初のエスコートはなんだったのかという感じです。
で、ここでは、結果(陰性)が知らされ、誓約書のチェックが行われます。そして、先ほどの健康カードに検査結果がスタンプで押されます。
帰国
ここが終わるとようやく入国審査場となります。長いですね。ここはいつも通りで自動化ゲートを通り、別送品があるので帰国のスタンプをパスポートに押してもらいます(せっかく自動化してるのにシステムどうにかならないんですかね)。
ログによると、この時点で19:04頃だったようです。
手荷物受け取り・税関
で、いつも通り手荷物を受け取り(ただし、受け取った後は、係員のところで集合して待機)、税関を抜けて、晴れて制限エリア外に出ることとなります。この時点で19:15頃のようです。
そして、成田空港の到着フロアで、検疫所の指定する宿泊施設行きのバスを待つことになります。この間に、係員の許可をもらって、別送品の税関申告書の引っ越し業者への提出などを行いました。
その後到着したバスに案内されましたが、窓はすべて目隠しされており、座席もすべてビニールで覆われている物々しいものでした。
19:30頃に出発し、第1ターミナルからの入国者を乗せて、19:55頃に検疫所の指定する宿泊施設に到着しました。いろんなところに書かれているので、名前を書いても問題ないと思いますが、東横INN成田空港本館・新館でした。
入所受付
空港近くのホテルだけあり、東横INNとしてはかなり大きなロビーなのですが、そこは入り口に近いところは窓口が設けられて受付場所となっており、奥のほうは、大量のモニタ(たぶん館内の監視カメラを見ているのだと思いますが)が並び、またオフィス器具のならぶ完全に検疫関係のバックオフィスと化していました。
ここで、いよいよ到着時の最後の事務処理である入所受付を行います。ここで改めて、健康カードの確認、喫煙・食事の希望、退所後の待機場所の確認、誓約書内容の確認が行われました。
こんな感じです。なお、いちおう念のため、陰性証明を提出できていないので「ア」が誓約できない旨を告げると、ちゃんと×をつけて理由を付記するというのでOKでした(ダメと言われてもどうしようもないですが)。
終わると、部屋番号と健康観察チャットに入れるための利用者番号が知らされ、滞在のしおりと貸し出しの体温計、それから最初の食事(夕食)が渡されました。
しおりの最初のページはこんな感じです。ここにあるとおり、部屋から出ることはできません(鍵は渡されませんし、廊下に監視カメラがありますし、エレベータ前には係員がいます)。食事は3食ドアノブにつるされて配られるという感じです。
アルコール禁止とかはつらい人にはきっとつらいんでしょうね。いちおう外部からの差し入れもできるんですねえ(チェックありですが)。あと、食事はベジタリアン向けとかちゃんと用意されていたようですが、このしおりの「ご注意ください」ってどういうことなんでしょうね。アレルギー配慮の食事はできなかったんですかね・・・
待機開始
スタンダードな東横INNの部屋です。ビジネスホテルになれていないと狭く感じたりするのでしょうけど・・・いや実際、狭い部類だと思いますが。1人なのでそもそもベッド一つ分邪魔なんですよねえ。冷蔵庫やWifiなど最低限の設備はそろっています。
ということで、指定期間中ずっとここで過ごすことになります。この狭さなので運動なども困難です。3日間はまあなんとかなるでしょうが、6日間は結構つらそうです。14日間とかになるとなかなか・・
この時点でおよそ20:30くらいだったと思います。飛行機到着からおよそ4時間くらいでした。
最初の食事
ということで、0日目の夕食です。想定以上に豪華なので、これは、最初の食事だから特別なのかと思ってしまいました(実際そんなことはなかったのですが)。何より久しぶりの日本の食事なので、非常にこれはよいものだったと思います。
2021/03/07 (Sun)
健康観察チャットの入力
さて、滞在中は毎日健康観察チャットに、体温と健康状態を入力することが必要になります。
正直自由記述がないので、普通にフォームでいいのではないかと思ってしまいましたが、まあそこはそれ。
朝食
およそ8時頃に朝食を配布するという放送があり、配布が終わったのでドアを開けて取れという放送があったのが9時頃でした。この後もだいたい配布開始の放送から回収指示の放送までだいたい1時間ほどかかっていました。
どうやら朝食はホテルによるもののようです。確かに、もともと朝食はあるけどそれ以外はないので、そういう分担なのでしょう。ところで、なんで飲み物がなんで必ずお茶とジュースなんでしょうね。
昼食
およそ12:10頃に昼食を配布するという放送があり、終わったのが13:00頃でした。
昼食弁当は、弁当箱からしても前日の夕食と同じところのもののようです。飲み物は相変わらずのお茶とグレープジュース。
夕食
記録がかなり適当ですが、18時台に配布の放送があり、終了が19時台だったようです。
ゲーム
記録によれば、この日は、Switchのペーパーマリオ オリガミキングを進めたようです。
2021/03/08 (Mon)
月曜日になりましたが、何も変わりません。
朝食
7:36に朝食配布の放送、8:16に終了の放送だったようです。
やはり朝食はホテルのようです。今回の滞在ではこれが唯一のパン食でした。
昼食
13:10頃に昼食配布の放送、13:40頃に終了だったようです。このときは少し速めですね。
リンゴジュースになりました。
夕食
17:46に夕食配布の放送、18:40頃に終了だったようです。
ゲーム
ペーパーマリオ オリガミキングをクリアしたそうです。また、終盤で放置していた星のカービィ スターアライズもクリアしたようです。
さすが隔離期間ゲームがはかどりますね。
2021/03/09 (Tue)
さて3日目です。この日に再度抗原検査を行い、陰性ならばこの宿泊施設からは退所できる日です。
まず早朝に検体採取キット(ろうとと容器)がドアノブのところに配布され、7時頃から順次部屋を訪れた検疫官に提出していくというものでした。朝も早いうちから皆様ご苦労様という感じです。
朝食
朝食はその後の配布でした。記録がこの日はないので時刻はよくわかりません。
趣が若干変わりましたが、やはりホテルによるものです。なお、オレンジジュースになりました。
昼食
最後のこの宿泊施設での食事です。またリンゴジュースですね。なぜかアメリカンな色をした(偏見)ドーナツも入っています。
退所
そうこうするうちに、部屋の内線にかかってきて、検査の結果と退所見込みの時刻が知らされます。午前中だったか午後だったかは覚えてないですが。
退所のときは入所のときと同じようにホテルの正面玄関からバスに乗ることになりますが、行き先を成田空港と羽田空港から選ぶことができます。そもそも羽田空港到着でもこの施設に送られてきているようですし、あるいは逆に成田空港に着いても東京のほうに送られることもあるようで、そのときそのときのホテルのキャパシティなどによるようです。
退所の際には、一人一人内線で電話がかかってきて、ロビーに移動し、入所手続きを行った場所で、体温計の返却とインストールしておかなければいけないアプリの確認が行われます。この時点では、
- 厚生労働省新型コロナウイルス接触確認アプリ (COCOA)
- 位置情報の保存設定
- OSSMAアプリ (「新型コロナウイルス変異株流行国・地域」に滞在歴がある場合のみ)
- Skype (「新型コロナウイルス変異株流行国・地域」に滞在歴がある場合のみ)
でした。
さらに、ここではチェックされませんでしたが、保健所から健康状態の聞き取りが毎日あるので、これはLINEもしくは音声電話で行われることになります。この辺、宿泊施設にいる場合にはWebのチャットボットだったので、すごく縦割り感がありますね。
なお、係員の方が位置情報の保存設定(マップアプリでの移動履歴の記録)について、iPhone前提に説明をしていてAndroidはわかっていなさそうだったのが、今回唯一イラッときたポイントでした。
それが終わるとバスに乗って、自分は成田空港へ戻りました。ホテルを出発したのが16:20頃のようです。
自宅等待機場所へ
成田空港では普通にターミナルに到着します。ここでは、空港側では検疫所の係員などは誰もいませんので、ここからの待機については帰国者の良心に任せられることになります(そのための誓約書ですが)。
公共交通機関を利用してはいけないので、空港からどのようにして待機先に向かうかが問題となりますが、空港(成田・羽田)周辺のホテルについては検疫所が手配する循環バス(Q Busと現地の係員は読んでいましたが・・・)を使うことができます。(成田空港側の運行会社の案内・検疫所の案内 (PDF))
ということで、このバスの出発する場所まで移動することになります。
往事の成田空港を思うと本当に静かな状況でした。
あとは、この循環バスに乗り待機場所のホテルに移動し、12日間過ごすこととなりました。
ゲーム
ドンキーコング トロピカルフリーズを始めたようです。
2021/03/10 (Wed) - 2021/03/21 (Sun)
この12日間は前述の通り、毎日11:00頃に保健所からの聞き取り(LINEでのチャットボット)があり、それに回答する必要がありました(まあ、37.5度以上の発熱がないか、そのほかの症状はないか程度ですが)。
3/21 0:00(帰国日を0日目として15日目の0:00)をもって公共交通機関を利用することができるようになるので、21日の朝はホテルのバスで成田駅まで向かって帰宅しました。なお、東京のホテルに滞在している場合には、0:00にチェックアウトして最速帰宅をキめることができるかもしれません。
ゲーム
この期間中、ドンキーコング トロピカルフリーズをクリアし、マリオ3Dワールド・英雄伝説 碧の軌跡 Evolutionを進めていたようです。
まとめ
ということで、いろいろありましたが、やはり隔離期間中というのはゲームがよく進むようです。皆様も何か集中して進めたいことがある方は、海外旅行をちょっとしてから帰国してみるのはいかがでしょうか。
なお、上記の内容はあくまで2021年3月6日帰国時点の状況であり、現在とは状況が異なりますのでご注意ください。