Chansons d'animé 2020

Created at 2020/12/01 9:44:19and last updated at 2020/12/03 2:11:28bynikorisoft

このエントリは、ニューノーマル ぴょこりんクラスタ Advent Calendar 2020のために書かれたものです。タイムゾーンの関係とシステムの都合上、日付がアドベントカレンダーのそれと一致しておりませんが、まあ無視してください。

さて、2020年といえば、何をどうやっても目を背けられない現実があるわけでして、それに伴って必然的に日々の活動内容も変わらざるを得なかったわけです。 つまりは、旅行ネタとかがほとんど書くことがありませんので、自然と別の内容に移らざるを得ないわけですね。旅行以外は何も変わっていないような気がしないでもないですが。

で、このエントリでは、今年よく聴いたアニソン(つまり気に入ったアニソン)を紹介していくエントリです。単なる感想なので書くのが楽な内容ですね。今年もこれくらいのレベルの記事でいきたいと思います。

なお、あくまで今年よく聴いた曲なので、今年のアニメの曲ではないということにご留意ください。っていうか、一個もありません。不思議ですね。

また、音楽的な知識は適当なので、不正確な点はご容赦くださいというか、ご指摘をお待ちしております。

傾向

単に並べるだけだとつまらないことになりそうですので、少しどんな曲が気に入るのかの考察も含めて書いていきたいと思います。 主観的なことなので、あまり考察とかをしても甲斐ないことではあるのですが、まあ記事の内容の水増しと思ってやってみましょう。

(a) 複数人で歌っている曲であること

楽器でも歌でもそうなのですが、複数で同じことをしたもののほうが好きです。つまり、楽器であればオーケストラ曲、歌であればコーラス曲のほうが好きです。

細かい個性をつぶしたほうが好きということで、日本人(短絡的な一般化)的な嗜好といえるのはないでしょうか。

(b) アコースティック的な伴奏

伴奏については、アコースティック的なものが好きです。まあ、だいたいの曲はそうだと思いますが、つまり歪めまくったようなやつはあまり好きじゃないということです。

ストリングスとかピアノが裏で活躍するような曲がいいですね。

(c) 複数話見たアニメの曲

当たり前でいて当たり前ではないのですが、その曲に接する機会が多かった方が、気に入るチャンスが増える傾向にあると思います。 なので、複数話みたアニメの曲とかがそのチャンスが高いです。

ただし、一回気に入った曲は、アニメ関係なく複数回聞いたりして強化学習が働くので、何らかのきっかけがあれば自然とこうなってしまうので、要はきっかけの一つでしかないのかもしれません。

(d) 明るい速い曲

長調でテンポが速めな曲、ですかね。

ということで

ということで、以下の曲がそれぞれに当てはまるかどうかも書いていきましょう。あくまで傾向なので、例外は多い気がしますが。

リスト2020

たぶん聴いた回数の多い順に並べていきます。ただ、客観的な記録がないので、あくまで主観的な内容です。

Memories

アニメ放映期間傾向BPM調性
こみっくがーるず2018/04-06(a)(b)(d)169ホ長調 (E)
  • 作詞: 杉坂天汰 / 作曲: AWOKI・杉坂天汰 / 歌: こみっくがーるず (赤尾ひかる・本渡楓・大西沙織・高橋李依)

きららMAX原作のアニメのOPです。2020年に唯一乗った国際線(9時間)でひたすら聴いていた気がします。さすがに乗ってる最中全部ではないですが、6時間から7時間は聴いていたのではないでしょうか。

ということで、2020年はこの曲という感じです。2年前の作品なので、まだまだ新しいほうなのではないでしょうか。 なお、アニメは1話しか見ていません。そして、1話ではなんとOPすら流れておりません。なにをきっかけに聴きはじめたのかはよくわかりません。

この曲の最も気に入った点は、1番の最初の「意識してる」の「し」の部分ですね。 そこのクロマティックな感じが、なぜだかハマってしまいました。

ということで、これだけだとあまりにも短いので、譜面を見てもう少し何かいえないかをみてましょう。

なお、コードは、昨年のアドベントカレンダーのこちらの記事を参考に、ChordWikiのものを利用しました。テンポ・調性・旋律はツールの助けを使用しています。(なので、間違っている可能性があります。またコードはコードの表記通りに並べただけなので、実際にその音が鳴っているとは限りません)

Memories譜例
Memories譜例

ポイントと上で述べた「し」の音符は青色で強調しています。で、これを見ると、自分の耳がまったくあてにならないことがわかります。なにしろ、確かに、「意識」の「き」から「し」は短2度(半音)ではありますが、そもそもこの旋律、全部調内音じゃないですか。この小節(3小節目)のコードは、普通にIV(A)ですし。

むしろ、調外和音があるのは、その前の小節(「ろ意識」の部分)ですね。ii7(F#m7)でなくII7(F#7)になっています。

まあ、「し」(A)は、属調のBを基準にすれば調外音なので、このF#7に引きずられてそう感じたということなんでしょうか。そもそも、この引用部分を調性をBとして解釈すると、IV-V7-IIとなるので、そこで違和感があるってことなんでしょうかね。

単純に歌い方のせいなのかもしれませんし、結局のところ、なぜここを特別と感じたのかは、これだけではよくわかりませんでした。 でもこのほかにも、ここはベースが3.5小節分だけ主音(E)を保持しているというのもおもしろい箇所だと思います。

・・・まあ、理論的になんであれ(台無し)、この部分によってハマってしまった曲なのでした。

伴奏は、ストリングス弱めでピアノが目立つ感じでしょうか。

ne! ne! ne!

アニメ放映期間傾向BPM調性
スロウスタート2018/01-03(a)(b)(d)170ニ長調 (D)
  • 作詞: 岩里祐穂 / 作曲: 藤澤慶昌 / 歌: STARTails☆ (近藤玲奈・伊藤彩沙・嶺内ともみ・長縄まりあ)

きらら原作のアニメOPです。瓶詰妖精ではありません。

これもアニメは1話しか見ていませんが、こちらはちゃんとOPとEDが流れています。しかし、なぜか今年になるまで全然聴いていませんでした。不思議ですね。

この曲のよいところは、やはりタイトル通りですが「ね!ね!ね!」の部分でしょうか。 特にコーダ部分の3回目・4回目の「ね!ね!ね!」(3分34秒~3分38秒)の部分が一番いいです。 たぶん、OPアニメでこの部分があまり強調される演出になっていなかったのが、なかなか聴かなかった理由かもしれません。(cf. 夢路らびりんす(うらら迷路帖OP)の「ひーふーみーよー」部分)

これも、ChordWikiを見てみますと、ラストだけあって、これ以前のリフレインとは若干コード構成が変わってますね。まあ、伴奏からもそれはあきらかですが。 とはいえ、転回したから(Dadd9 -> Dadd9/F#)って何が違うのかと言われると、まったくよくわかりませんけどね。

・・・ところで、ChordWikiの記述が、「ね」の1音ごとに誰が歌ってるか明示してあったり、一人ずつ増えていくところが明示してあるのはすごいですね。すごいアレな聴力です。もしかして歌詞カードに書いてあったのかもしれませんが。

伴奏は、こちらはストリングスが活躍していてよいですね。

撲殺天使ドクロちゃん2007

アニメ放映期間傾向BPM調性
撲殺天使ドクロちゃん22007/08-11(b)(d)172ニ長調 (D)
  • 作詞: 水島努 / 作曲・編曲: 高木隆次 / 歌: ドクロちゃん (千葉紗子)

いきなり古くなりましたね。これは、2020年の正月にDVDなどを整理していたら、次の大魔法峠とセットでつい発見してしまったことによるものです。

とはいえ、この作品は、1期含めて1話も見ていない気がします。OPは見ましたが。しかも、原作も読んでいないので、ストーリーをそもそもほとんど把握しておりません。でも、この曲自体は当時それなりに話題になっていた・・・ような気がいたします。

なお、1期のOPより2期のほうがなぜか好きです。当然旋律は同じで、歌詞が多少違うのですが、伴奏にかかってるエフェクトのせいでしょうか。あとは、歌い方が2期のほうがはっちゃけた感じなのも要因かもしれません。

ちなみに、調べてみると、1期は、BPM 170でハ長調(C)なので、実は2度上がってテンポもわずかに速くなってるんですねー。

伴奏のストリングスがこれもよいと思います。

大魔法峠

アニメ放映期間傾向BPM調性
大魔法峠2006/04-07/03(b)(c)(d)147ロ長調? (B)
  • 作詞: 水島努 / 作曲・編曲: 高木隆次 / 歌: 田中ぷにえ (佐藤利奈)

ドクロちゃんと異なり、こちらはなんとOVA8話をすべて見てしまいました。なので、聴いてしまうのはやむを得ないところですね。・・・とはいえ、聴いた回数は、上記の3曲に比べるとだいぶ下がってしまいますが。

まあドクロちゃんとおおまかに傾向の同じ歌詞の曲ではあります。ってか作詞作曲者同じじゃないか。

この歌のポイントは、やっぱり「肉体言語」のところでしょうか。当然一番重要な箇所なので、はっきりと歌われるわけですが、それによって、ガ行の鼻濁音、つまり、「言語」のところが/genŋo/となっているのがはっきりわかるのがポイントだと思います。

いやそれは楽曲としてのポイントなのかというと、よくわかりませんが。

まとめ

何らかの解析をしようとして失敗しましたので、完全に締まりのない記事になってしまいましたが、まあ、今年よく聴いた曲の紹介でした。はい。

なお、傾向については、よく聴く曲リストを作ってもう少し見てみるのがよいかもしれません。

まあこのたった4曲のリストから、ほかに気に入りそうな曲をご存じでしたら、教えていただけますと助かります。特に今年のとか。

なお、「歩いていこう!」「町かどタンジェント」「よいまちカンターレ」「キボウだらけのEVERYDAY」については、今のところ厳正な審査の結果、見送らせていただいていることを付記いたしまして、今回の記事の締めといたします。